作業服を購入するなら布地にこだわろう

オシャレのためではなく、仕事のために作業服を購入するのなら、使われている布地にこだわらなければいけません。仕事の安全や能率に関わることなので、事前にしっかりと調べた上で自身にピッタリな作業服を購入しましょう。

安さだけではなく布地の性能もきちんと見れば、コストパフォーマンスが高い作業服を手に入れられます。

いろいろな性能の布地

作業服の性能は布地に使われている素材の種類によって決まります。防寒性や耐久性、そして耐火性など、さまざまな性能の素材があるので自身の仕事内容によって、ベストなものを選定するとよいでしょう。なお、それぞれの素材で異なる性能は、素材名を調べてみればすぐに確認できます。

もしも、素材の詳細な情報ではなく、大まかな性能を知りたいのなら商品紹介を参考にしましょう。そこには作業服が持つ機能が記載されているはずなので、そちらを読めば大凡の性能が分かります。ただし、その場合はよいことしか載っていないケースが多いため、素材の持つデメリットを知るのは難しいです。

なお、素材の性能ではなく、布地自体に特殊な加工がされていて、便利に利用ができる作業服もあります。抗菌だったり撥水だったりするので、快適な作業服を望むなら加工も重視したほうがよいです。値段が多少高くなるかもしれませんが、長く使い続けるのですから、よいものを選びましょう。

作業服に使われている布地をチェックしよう

詳しい人でなければ、作業服を見たり触ったりしただけでは布地の種類を判断するのは難しいです。しかし、ほとんどの衣類にはタグが付いているため、そこで布地に使われている素材の種類を確認できます。

100パーセント同じ素材で作られている布地もあれば、いくつかの素材の組み合わせで作られている布地もあるので、細かいところまできちんと確認するのが大切です。いくつかの素材で作られている布地は、いろいろな特徴を併せ持っているため、そのことも考えた上で作業服を購入しましょう。

ちなみに、海外製の作業服を購入した場合は、日本語ではなく外国語でタグが書かれている場合もあります。英語で記載されているのなら、そのアルファベットをインターネットで調べれば、すぐに日本語名を確認できるので問題ありません。

ただ、タグに書かれているのが中国語などのアルファベット以外の言語だと、キーボードで入力するのが難しいので厄介です。もしも、検索できないのなら、布地の特性が分からないため、購入を見送ったほうが無難かもしれません。

なお、ネットショップで購入する場合は、大抵は外見の写真しか掲載されていないため、タグの確認はできないです。しかし、商品ページに布地の紹介が載っていることがほとんどなので、使われている素材をきちんと確認した上で購入できます。

ただし、中には間違った情報を載せているネットショップもあるため、複数のお店で同じ作業服の説明を読んでみましょう。それぞれで説明が異なっているのなら、どこかが間違っている証拠なので、ネットショップに確認の問い合わせをしたほうがよいです。

タグで取り扱い方法の確認をしよう

タグには作業服のお手入れに必要となる取り扱い方も詳しく載っています。それぞれの作業服で、洗濯・乾かし方・アイロンがけ方法などが異なるため、きちんと読んだ上で傷まないように取り扱いましょう。ただ、タグは小さいので文章での説明ではなく、独自の記号が載っています。

そのため、正しい方法でお手入れをしたいのなら、その記号が何を意味するか調べなければいけません。現在ではインターネット上で記号の一覧を載せているサイトもあるので、そちらでそれぞれの意味はすぐに分かります。

水やアイロンの温度、ドライクリーニングの禁止など、さまざまな情報が記号として記載されているため、理解した上で適切なお手入れをしましょう。

なお、海外製の作業服の場合は、タグの記号が日本とは異なるので注意が必要です。各国の洗濯方法の記号も、インターネットで調べられるので、なじみのない記号を見つけたのならすぐに検索しましょう。もしも、記号の意味が見つからなかったなら、使われている素材のお手入れ方法を調べるとよいです。

素材に合った取り扱い方をすれば、布地が傷むことはありません。

着心地を確認すること

素材の種類によって、作業服が柔らかかったり固かったりします。作業服のサイズも大切ですが、着心地も重要なので、購入前にきちんと試着をして確かめたほうがよいです。上着やズボンを実際に着用してみて、腕や脚を動かし、窮屈な感じがするなど不満がないかチェックしましょう。

着心地は働きやすさに直結する条件なので、仕事に使う作業服ならば、しっかりとこだわることが大切です。ただし、新品の作業服は糊が付いていることが多く、試着をしたときに少し固いと感じるかもしれません。糊付きの作業服は何回か洗濯をすれば柔らかくなるので、そちらを考慮した上で選定しましょう。

なお、同じ素材を使って作られた布地でも、メーカーによって厚さが違うケースが多々あります。そのため、現在着ているものと、まったく同じ布地の作業服を購入したとしても、着心地が一緒だとは限りません。

酷いケースになると、同じメーカーの同じ型番の作業服を買い直したのに、改悪によって着心地が変わっている可能性もあるので気をつけましょう。もしも、いつまでも自身にピッタリの作業服を手に入れたいのなら、毎回試着をしてからの購入をおすすめします。

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ネットショップで買うなら利用者の意見を参考にする

安価な作業服を手に入れたい方は、多くの商品を取り扱うネットショップでの購入を考えているかもしれません。しかし、そこでは作業服の着心地を確かめられないので、自身にピッタリのものを購入するのは難しいです。ネットショップで、ベストな作業服を購入できる確率を上げたいのなら、着心地について言及しているレビューを参考にしましょう。

いろいろな方の意見が掲載されていますが、信頼できるのは、動きやすさや布地の耐久性などをきちんと記載しているレビューです。商品によってはたくさんのレビューがあるので、その中から自分が欲しい情報を載せている方を探すことが大切です。

そして、ネットショップで購入して成功だと感じたのなら、ほかの方の参考にしてもらうために、自身でも詳細なレビューを書きましょう。布地の評価や着心地などのメリットとデメリットの両方を記載すれば、その作業服の購入を迷っている方の役に立てます。